冬場の看護

高齢者にとっては、あたりまえの季節の移り変わりが身体にとても負担をかけます。
その為、夏の猛暑や冬季には、有名人の訃報をニュースでよく見かけます。
特に年末の季節の変わり目や、2月あたりの一番寒さが厳しい季節には、そういうニュースを良く目にします。
冬に特に気をつけなければならない病気は、風邪や流行性のインフルエンザなど誰もが真っ先に思い浮かぶ病気。
また空気の乾燥や気温の低下によることが原因で、悪化する症状としては狭心症や心筋梗塞、喘息などの呼吸器系の病気、関節痛などの神経の痛みによる症状も冬季の方が痛みが悪化するケースが多くあります。
また冬季の病院では、看護師が皆マスクをかけ、インフルエンザなどの感染に自らがかからない様気を配っている光景を目にします。
これには、本人の健康管理という背景もあります。万が一看護師がインフルエンザにかかって患者に接触した場合は、院内感染として広がる恐れもあり、冬場の健康管理には特に気をつけることが必要なのです。
マスクをかける以外にも、手洗いやうがいの習慣は一番の予防対策です。病院内で看護師の皆さんには、これらを習慣づけて欲しいと思います。
また、それでも体調に変化がある場合には、無理をせずきちんと医師に相談して休暇を取ることはとても大切です。
自信の体調が万全でない時に体の抵抗力が落ちている入院患者への対応に当たった場合、本人の無理が最終的に患者への迷惑となってしまうこともありえるのです。